シナモンで、若返り効果あり。

 

シナモンっていうと、薬味や調味料としてカプチーノ、朝食のシリアル、シナモンロール、またその他の様々な料理で利用される香辛料でお馴染みですよね。

私は、シナモンのスパイスの効いたカプチーノを毎朝飲んで、はつらつとした朝を迎えています。

シナモンは、楠木化のニッケイ属の複数の植物種とそれらの一部が作り出す香辛料

古代エジプトでは、ミイラの防腐剤としてシナモンが使われたと記録されています。その当時は、シナモンは、希少で高価な香辛料だったので、「王様への贈り物」とまで言われたようです。

でも、現在では、シナモンは安価で、どのスーパーマーケットでも入手でき、さまざまな食品やレシピの中の食材として広く使われていますよね。

ところで、シナモンは、生薬としても利用されているのをご存知ですか。

それでは、シナモンにどのような薬効成分があるのか見てみましょう。

シナモンの栄養素

シナモンは、原産地によって種類が異なります。

インドネシアと中国が世界のシナモン生産の76%を占めている。2014年、シナモンの世界生産量は、213,678トンで、4カ国が合わせて世界の99%を占める:インドネシア (43%)、中国 (33%)、ベトナム (15%)、スリランカ (8%)。

出典:ウィキペディア

シナモンには、大きく分けると2種類があります

カシア・シナモン

スーパーなどで手に入る安価なカシアが一般的な「シナモン」とされています。強くスパイシーな香りで、シナモンロールなどのパンやケーキを焼く時に良く使われます。カシア・シナモンには、クマリンと言う化合物が含まれていて、過剰摂取した場合は、肝臓障害などを起こす可能性がありますので、注意が必要です。(少量であれば、健康に問題無し。)

セイロン・シナモン

真の」シナモンと言われています。スリランカが原産地で、芳香がある風味です。コーヒーの粉挽き機で、簡単に粉末状にできます。クマリンの量が、カシア・シナモンと比べるとかなり低いので、セイロン・シナモンをお勧めします。

出典:PhotoAC

粉末のシナモンの栄養素は、

ビタミンK、カルシウム、鉄が豊富に(1日の推奨摂取量の20%以上)、ビタミンB6、ビタミンE, マグネシウム、亜鉛が中程度に(1日の推奨摂取量の10から19%)含まれている。

出典:ウェキペデア

シナモンには、サプルメントと取る必要がないくらいの栄養素が含まれています。

シナモンの独特の香りと風味は、化合物のシンナムアルデヒドが香りの成分として豊富に精油に含まれているからです。

専門家は、このシンナムアルデヒドが、健康と美容に良い効果があると考えています。

シナモンの若返り効果、美肌効果

シナモンには、オイゲノールという抗酸化作用の強いポリフェノール酸化防止剤が含まれています。(注1)

体が酸化するということは老化するということなので、体を健康に若わかしく保つのに役立つのがシナモンです。

シナモンは、シワやシミの原因となる毛細血管の老化を修復する作用があるので、アンタイエージングや美肌効果が期待できそうですね。

26のスパイスの抗酸化活性を比較した研究では、シナモンが、ニンニクやオレガノのような「スーパーフード」よりも抗酸化に効果があるとされています

実際、シナモンは、古代エジプトでミイラの防腐剤に使われたように、自然の食品保存料として使用できるほどです。

出典:PhotoAC

シナモンは、血糖値を安定させる。

シナモンには、インスリンの分泌を促す作用とインスリンの感受性を高める作用があるので、血糖値が下がりやすくなります。

糖尿病の予防改善効果があるということで、そこから派生しやすい病気である動脈硬化や腎不全、網膜症、神経障害などの予防にも効果があるらしいです。

第1に、シナモンは食後に血流に入るブドウ糖の量を減らすことがわかっています。

第2に、シナモン中の化合物はインスリンを模倣することによって細胞に作用します

シナモンの抗糖尿病作用が、多数の研究で確認されており、空腹時血糖値を1029低下させるとされています

日に16グラムのシナモンを摂取することで、抗糖尿病効果があるようですよ。

TIME誌の記事では、シナモンサプリメントを毎日摂取している2型糖尿病患者の血糖値が大幅に低下したと発表しています。(注2)

シナモンの抗炎症作用

体にとって、炎症が起こるということは非常に重要。

炎症が起こることで、体が感染症と戦い、組織の損傷を修復します。そのために、病気のリスクを軽減するのに役立ちます。(注3

しかし、炎症が慢性的で、体の組織に直接害を及ぼすと、炎症が逆に悪影響になることがあります。

この場合に、シナモンが役に立ちます。シナモンとその抗酸化物質は強力な抗炎症作用があるので、炎症を抑えてくれます。

シナモンで、心臓病のリスクを軽減

シナモンは、世界共通の早死にの原因である心臓病のリスクを軽減するとされています。

2型糖尿病を患っている人では、1日あたり1グラムまたは約小さじ半分のシナモンを摂取すると、血液検査での数値が改善されるとされています。

それは、「良い」HDLコレステロールは安定したままで、総コレステロール、「悪い」LDLコレステロールおよびトリグリセリドのレベルを下げる効果があるからです。(注4)

最近の研究では、1日にたった120 mgのシナモンを服用するだけで効果が得られると発表しています。シナモンは、「良い」HDLコレステロール・レベルを高める効果もあるようです

また、動物実験で、シナモンは血圧を下げる効果もあるとされています

これらをまとめると、シナモンは、コレステロール、トリグリセリド、血圧など、心臓病の主な危険因子を改善してくれる頼もしいスパイスですね。

シナモンの神経変性疾患に有益な効果

神経変性疾患とは、脳細胞の構造または機能の進行性の喪失の病気で、アルツハイマー病とパーキンソン病は、その最も一般的なす。

シナモンに含まれる化合物のシンナムアルデヒドは、アルツハイマー病の特徴の1つであるタウと呼ばれるタンパク質の蓄積を阻害するようです(注5)

パーキンソン病のマウスを用いた研究では、シナモンが神経細胞の保護、神経伝達物質レベルの正常化、運動機能の改善を助けるという報告があります(注6)

これらの効果はヒトでさらに研究する必要がありますね。

シナモンで、癌のリスクを軽減

癌は、無秩序に細胞増殖する深刻な病気です。

癌の予防と治療におけるシナモンの効果について広く研究されています。(注7)

研究結果は、試験管および動物実験に限られていますが、シナモンの抽出物が癌のリスクを軽減すると実証しています。

シナモンは、癌細胞の増殖および腫瘍における血管の形成を減少させ、癌細胞に有毒となり、細胞死を引き起こすようです。

結腸癌のマウスを用いた研究では、シナモンは結腸内の解毒酵素の強力な活性化剤であり、さらなる癌の増殖を軽減することが確認されました

さらに、試験管実験によって、シナモンがヒトの結腸細胞において保護的抗酸化反応を活性化することが実証されました。

シナモンの細菌性および真菌性感染症に効果

シナモンアルデヒドは、シナモンの主要な薬効成分の1つであり、さまざまな種類の感染症と戦ってくれます。

シナモンの精油は、真菌によって引き起こされる気道感染症を効果的に治療するとされています。

シナモンは、リステリア菌およびサルモネラ菌を含む特定の細菌の増殖を抑制する効果もあります。

シナモンの抗菌効果は、虫歯の予防や口臭を防ぐのに役立つとされています(注8

出典:Photo AC

シナモンがHIVウイルスの治療に効果

HIVはゆっくりと体の免疫力を破壊するウイルスです。治療されなければ、それは最終的にエイズを引き起こす可能性があります。

Cassia品種から抽出されたシナモンは、HIV-1人間の最も一般的なHIVウイルス)に効果があると考えられています(注9)

HIV感染細胞を調べた実験室研究では、シナモンが研究された69の薬用植物すべての中で最も効果的な治療法であることがわかりました

これらの効果を立証するには人体実験が必要です。

 

まとめ

シナモンは、世界中で、美味しい香辛料として親しまれています。

でも、単なる食材の一つではなく、シナモンは、血糖値を下げ、心臓病の危険因子を減らし、美肌効果もあるというとても頼もしい香辛料です。

シナモンは、原産地によって種類が異なります。カシア・シナモンには、クマリンという化合物が多く含まれていますので、健康に害を及ぼさないように、過剰摂取に気をつけましょう。セイロン・シナモンは、カシア・シナモンよりも高価ですが、クマリンの含量が少ないので、安心して摂取できるのでオススメです。

 

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